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monochrome
私と写真との関わりは現像というプロセスに興味を持ったことから始まります。
小学生の頃、雑誌の付録に付いていた日光写真をもう少し進化させたキャップの開閉で露光ができるカメラと印画紙と現像液がセットになった物にハマりました。
カメラで露光した印画紙を現像液にいれると不思議な画像(ネガ)が徐々に見えてきて、
そのネガを新しい印画紙に密着させて光に充てて現像液にいれると白黒の画像(ポジ)が
浮かび上がってくる。その不思議な感覚に魅せられて、いつしか家にあるブローニーフィルムのネガを密着させて「写真」を現像していました。
おそらく写真を撮ることより写真を現像することが写真をしてる感じで
だからたぶん写真部にも入らずに一人 ひそかに暗室の赤いライトの中で浮かび上がってくるモノクロームの画像に魅入っていたのでしょう。
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